G-5YSV44CS49 自己紹介とブログの目的|歩く歴史家 BLOG

自己紹介とブログの目的

歩く歴史家

自己紹介

・1980年代生まれ。海外在住。読書家、旅行家。歴史家を自認。

・座右の銘は「広く、やや深く」

・「リベラル」を胡散臭いと感じるリベラリスト

・国際協調主義的ナショナリスト

・流行り物には飛びつかずに距離を置く。不易流行。

・権威に盲従しない。専門家の意見は6割ぐらいしか信じない。

・憲法9条改正論者。自衛隊は合憲化すべきという立場。

・関心のある分野は、歴史、地理、政治(特に国際政治)、経済、哲学・思想など

・行ったことのある国は30数か国。北米、ヨーロッパ、アジア、アフリカ。

・使える言語は日本語とフランス語。少し英語。

ブログの目的

私の究極的な目的は、次の6つの問いに答えることにあります。

  1. 現在の世界はどうなっているのか?
  2. なぜ、どのような経緯でそうなったのか?
  3. 今後、世界はどうなっていくのか?
  4. 将来の世界はどうあるべきか?
  5. その中で日本はどのように振る舞うべきか?
  6. そして、個人はどのように振る舞うべきか?

この6つの問いは、主に2つの次元と3つの時間軸に分けることができます。2つの次元というのは「である論」と「べき論」で、1~3が「である論」に、3~6が「べき論」に相当します。

普段この世の中に生きる人々の頭の中では、この両者は渾然一体となっており、截然と区別されることはありません。しかし、本来ならば、「現状どうであるのか・どうなっているのか」という「事実」を捉えようとする視点とその事実を踏まえて、「どのように振る舞うべきか」というのは別のことです。

「現実はかくあるべきだ」という予断や臆見をアプリオリに抱いてしまうと、現実が見えなくなるどころか、見たいものしか見ない/見たくないものは見ないという認知様式に陥ってしまいます。この陥穽に陥ることなく、まずは現実と虚心坦懐に向き合うという態度を貫きたい思っています。たとえありのままの現実がどれほど美しくないものだとしても。

しかし、現実を捉え、記述するだけではおもしろくありません。この世に生まれてきたからには、私を含め誰もが幸福な人生を送りたいと思うものでしょう。自分の力ではいかんとも動かしがたい現実を前にして、どうすればよりよい生を生きることができるのか、そのために何をすべきかを考えていきたいと思います。こうした「である論」と「べき論」は、しっかりと自己監視をしていなければつい混同してしまいがちですので、意識的に区別するよう心がけていきたいです。

3つの時間軸というのは、言うまでもなく「過去」「現在」「未来」のことです。私は歴史に興味があるのですが、過去のある出来事を点で観測することに関心があるわけではありません。最大の関心は、過去→現在→未来という時間の流れを捉えることにあります。

もちろんこのような問いは究極的なものであり、私一人の手に負えるようなものではありません。あえてこのような問いを立てるのはドン・キホーテ的蛮勇を振るうがことくの愚行であるのかもしれませんが、世の中の学問は最終的にはこれらの問題群に帰着します。これらに答えるためには、問題を何段階にも細分化しなければならないわけですが、そうした問いも究極的にはここに行き着くし、これこそが本質的な問いであることを見失ってはなりません。これまでの人生で私は読書や旅行に多くの時間を割いてきましたが、そうしたのも、つまるところこの6つのことを自分なりに明らかにしたいという意志に駆動されてきたからです。それに成功するかはわかりませんが、本質的な問いを忘れないよう心がけていきます。

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